ヴィノスやまざき

[ワイン／チーズ]

2021.04.22

【ワインミニ講座】シャルドネって、何？？

もっとワインが好きになる💓基本のキ、お伝えします❣

皆さまは、ワインにどんなイメージをお持ちですか？
「ワインって難しい…」
「選び方が分からない」
「用語になじみがない…」

ワインはとても素敵なお酒ですが、その種類の多さから小難しいイメージを持たれている方も多くいらっしゃいます。

難しいところには目をつぶって、美味しくお飲みいただければ！
と簡単に言ってしまうこともできるのですが、
せっかくこのページをご覧になった皆さまにはもう一歩踏み込んでワインの世界をお楽しみいただきたいなと思い、SNS上で手軽に学べるミニ講座をお送りします🏫📒✏

第１回目は＼シャルドネってなに…？／

日本ではこの30年間でワインの消費量が約4倍になりました。そこでよく耳にするようになった「シャルドネ」という語…。聞いたことはあるけれど一体何なのか…。

その正体は、「ぶどう品種の名前」です！

品種とは

ワインは100％ぶどうからできています。水も一切加えません。ワインを造るのに適したぶどうがあり、その種類は全世界で約1万種類とも言われています。
そのなかでも特に美味しいワインができる200品種ほどが主要な品種として各地で栽培されているのです。

大きく分けると「黒ぶどう」と「白ぶどう」があり、シャルドネは「白ぶどう」で、そこからは白ワインが造られます。

りんごに紅玉やふじがあったり、いちごにあまおうやとちおとめがあるように、ワイン醸造用のぶどうにも地域によってさまざまな品種があり、またそれぞれの味わいは違いを持ちます。

そしてぶどうの味わいはそのままダイレクトにワインの出来上がりに影響します。

品種を知ると、そのワインの方向性が見極められるようになるのです！

シャルドネの特徴

では、シャルドネの特徴とは何なのでしょう。

実はこのシャルドネという品種、一番スタンダードでよく知られるぶどうですが、実態をつかむのがとても難しいのです。

なぜなら、(誤解を恐れずに申し上げると…！)「特徴がない」ことが最大の特徴だからです。

ワインは世界各地で生産されていますが、それぞれの生産地によって香りや味わいが違います。さらに醸造方法により、それぞれのワインの味わいが異なります。

特にシャルドネはその外的要因の影響が大きく、ワインの仕上がりが大きく変わってきます。

となると、どう捉えたらいいのか分からなくなりますが…

まずは簡単に味わいのポイントを押さえましょう❣

シャルドネの味わいを大きく分けるとすると2つになります。
「すっきりとしたもの」か、「コクやボリューム感がある」ワインです。

すっきりしたものはフルーティーな味わいで、サラダや前菜などの野菜料理か、ホタテやカキといった生の甲殻類と相性がいいです。

冷涼な地域のものだと少し酸味もきいており、カジュアルに飲めるスタイルです。

価格もリーズナブルなものから高級なものまで多岐にわたります。

コクのあるものは、クリーミーなお料理に合いそうなしっかりとした味わいです。「すっきり」タイプとは全く違い、ホワイトソースやバターを使ったお食事や、鶏肉との相性もいいでしょう。

「コク」の正体は（ひとくちに言ってしまうと）熟成にあります。ワインを熟成する際に使われる樽から、バニラのような香りが出たり、発酵の段階によってバターのニュアンスが出て、ボリュームのある味わいに感じるようになります。

長く熟成をするとリリースまでに時間と手間がかかるので、価格帯は少し上方にずれることになります。

上記のように、ワインを選ぶときは料理やシチュエーションからイメージするのもひとつの方法です。

すこし気温の高い日に、お家で軽くマリネやカルパッチョを食べようかな…なんていう時には「すっきり」なシャルドネを。

寒い冬に身体の芯から温まるようなチキン・フリカッセ（鶏肉のクリーム煮）をこしらえたら、「コクのある」シャルドネにしよう！

…など、シャルドネ以外のワインを飲む際も是非お料理との相性から選んでみてください！

迷ったときはお店のスタッフに合わせる食材を伝えて相談してみましょう👌